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HOME > 研究・実践事業 > 平成30年度(2018年度)> (主催事業)エコフォビアの防止策―パパとママのためのアウトドアライフ入門―

研究・実践事業


エコフォビアの防止策―パパとママのためのアウトドアライフ入門―

開催日時:平成30年8月25日(土)〜8月26日(日
開催会場:三浦YMCA グローバル・エコ・ヴィレッジ

開 催 内 容


1、参加費
大人 11,000円 
子ども9,000円
(事前申し込み制)

2、会場
三浦YMCA グローバル・エコ・ヴィレッジ
〒238-0114 神奈川県三浦市初声町和田3136

3、主催
聖徳大学生涯学習研究所

4、対象
・聖徳大学附属四園の親子、10家族程度

5、コーディネーター
・神谷 明宏
聖徳大学 児童学部児童学科 准教授、聖徳大学 生涯学習研究所 研究員
 
6、内容
昨年度まで5年間にわたり取組んできた「パパ講座」を通じて、子育てに父親が積極的に関わるための要件に「母親の積極的関与」が必要であることが明らかになった。これら5年間の実績を踏まえ、今年度は母親を巻き込んだファミリーキャンプを実施し、子どものエコビフォア(自然恐怖症)防止策について探求する。

実 施 報 告

 今回の「エコフォビアの防止策―パパとママのためのアウトドアライフ入門―」は、現在アメリカの都市部で子育てする家族の課題となっている、エコ・フォビア(自然忌避症候群)や、エア・ラップド・キッズ(過保護)への対応策の一つとして、キャンプを活用する重要性を伝える目的で開催されました。会場は、三浦YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジでした。この施設は、自然環境に恵まれた三浦半島(神奈川県)の隠れた名所である、和田浜海水浴場に面した、青少年と家族のための施設です。ただ、残念だったのは、宣伝が充分ではなかったためか2家族8人の参加と、少し寂しいキャンプになったことです。

 全員集合して昼ご飯の後、早速テント設営が始まりました。小さな子どもたちも、パパやママのお手伝いを率先して行い、あっという間に我が家の完成です。汗を流しに海水浴を計画していたのですが、台風が通過した直後で、この日は高波のため海に入ることができませんでした。しかしその分、砂浜には前日からの波に打ち上げられた、様々な物を見つけることができました。特にウミガメの子どもの死骸には、みんなビックリしていました。ここで拾い集めた貝殻やビーチグラス(波に洗われ丸くなったガラスの破片)は、翌日の焼き板クラフトに飾り付けられて、素敵なお土産となりました。翌日は朝から波も穏やかで、念願の海水浴も磯遊びも充分に楽しむことができました。

 夜、子どもたちが就寝してからは、パパやママの子育て論議や、このような活動への期待を語り合う絶好の機会となりました。特に企画運営した私としては、松戸市との共同で5年に渡り実施してきた「父親の子育て力アップのためのパパ講座」で明らかになった、父親が子育て力を発揮するためには、母親が父親の持つ力を間近で感じ、共感、支持することの重要性を実感できるキャンプとなりました。